ビットコインを買ったきっかけは詐欺でした|ギャンブル枠が資産の2割になっていた話

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私がビットコインを初めて買ったのは、投資判断ではありませんでした。

詐欺の決済手段として、買わされたのが最初です。

その後あらためて資産として買い始め、今も持ち続けています。含み益は約335%。数字だけ見れば成功です。

ところが今回、この記事を書くために保有比率を計算したところ、「資産の数%に抑える」と決めていたはずの枠が、2割になっていました。

そのあたりを、正直に書きます。

最初のきっかけは、ポンジスキームでした

数年前、私はある投資案件に手を出しました。当時「HYPE」と呼ばれて流行していたものです。

結論から言えば、ポンジスキームでした。新しく入る人のお金で、先に入った人に配当を払う。中身のない、典型的な詐欺の構造です。

そして、その決済手段がビットコインでした。

つまり私は、ビットコインの将来性を考えて買ったのではありません。詐欺に参加するために、必要だから買ったのが最初です。

なぜ暗号資産が使われるのか

今なら理由が分かります。

  • 銀行を通さないので、口座を止められない
  • 送金の取り消しができない
  • 国境を越えても止まらない
  • 「最新の技術」という響きが、話に説得力を与える

詐欺をやる側から見れば、これ以上ない決済手段です。「暗号資産で払ってください」と言われた時点で疑うべきでした。

当時の私にはその知識がありませんでした。むしろ「新しくて進んでいる」くらいに思っていたと思います。

資産として買い始めたのは、30万円のとき

詐欺の件とは別に、資産としてビットコインを買い始めたのは、1BTCが30万円くらいの頃でした。

そこから少しずつ積み立てて、300万円くらいになったところで買うのをやめました。それ以降は一切、買い足していません。

買い始めた頃の価格1BTC 約30万円
買うのをやめた頃の価格1BTC 約300万円
平均取得価格1BTC 230万円
現在の価格1BTC 約1,000万円
含み損益約 +335%

※価格は2026年8月時点。金額は出しません。他の記事の数字と合わせると、資産の総額が計算できてしまうためです。

平均取得価格230万円という数字について

30万円から300万円の間で積み立てたのに、平均が230万円。中間より、かなり高いところに寄っています。

つまり私は、安いときに少しだけ買い、値上がりしてから多く買っていたということです。

理屈のうえでは逆にすべきでした。ですが実際には、上がっている資産のほうが買いやすい。「これは本物かもしれない」と思えてくるのは、いつも値上がりした後です。

結果的に含み益は出ていますが、買い方としては教科書通りではありませんでした。

法人ではなく個人で持っている理由

私は法人を2つ持っていて、不動産は資産管理法人の名義で買っています。

ではビットコインはなぜ個人なのか。かっこいい理由を書きたいところですが、特にありません。

買った当時、法人を持っていなかったからです。それだけです。戦略的な使い分けではありませんでした。

ただし、結果的には良かったかもしれません

あとから調べて知ったことがあります。

法人が暗号資産を保有すると、期末に時価で評価して、含み益に課税されるという扱いが原則にあります(一定の要件を満たせば対象外にできる制度もあります)。

これは重い話です。売っていないのに、値上がりしただけで税金が発生します。納税資金を用意するために、売りたくないタイミングで売ることにもなりかねません。

個人であれば、原則として売却するまで課税されません。

何も考えずに個人で買っただけですが、結果としては合っていたようです。ここは制度も改正が続いている部分なので、法人での保有を検討する方は必ず税理士に確認してください。

位置づけは「ギャンブル枠」です

私の資産の中心は、インデックスファンドと不動産です。

その外側に、「なくなっても生活に影響しない」枠を置いています。レバレッジ3倍のETF(SOXL)と、このビットコインです。

どちらも値動きが激しく、長期で持つ前提の商品ではありません。資産全体の数%に抑えるつもりで始めました。

ところが、計算したら2割ありました

この記事を書くにあたって、初めてきちんと比率を計算しました。

比率
資産の中心(インデックス・現金など)約80%
ギャンブル枠(SOXL+ビットコイン)約20%

数%のつもりが、2割でした。

別の記事で、SOXLについてこう書いています。

資産は増えているのに、怖くなる。これは値動きが怖いのではなく、ポジションが自分の想定より大きくなっていることが怖いということでした。

同じことが、ビットコインでも起きていました。しかもSOXLと違って、こちらは気づいてすらいませんでした。

なぜ気づかなかったのか

理由は単純です。買い足していないからです。

1BTCが300万円になった頃から、一度も買っていません。追加でお金を入れていないので、意識の中では「昔ちょっと買ったもの」のまま止まっていました。

ところが価格は勝手に上がります。投じた金額は変わらないのに、評価額と比率だけが膨らんでいく。

買い足しているものは意識に残ります。放置しているものほど、比率が変わっていることに気づけません。これは今回の一番の学びでした。

では、どうするのか

正直に書くと、まだ決めていません。

漠然と考えているのは、不動産の頭金など、まとまった現金が必要になったときに売るという程度です。使い道が先にあれば、売る決断はしやすいだろうという発想です。

ただ、これは危ういと自分でも思っています。

SOXLでは、含み益が1,000万円近く減るのを見ています。そのとき出した結論は「自分の判断では利確できない。だから段階的な指値で機械的に売る」でした。

ビットコインには、その仕組みを何も入れていません。

「必要になったら売る」は、裏を返せば「必要にならなければ、ずっと持ち続ける」ということです。SOXLでやったことと、まったく同じ道です。

反省を1つの資産にしか適用していなかった、というのが今回はっきりしました。ここは考え直します。

まとめ

  • 最初にビットコインを買ったのは、ポンジスキーム詐欺の決済手段として
  • 資産としては1BTC30万円の頃から積立、300万円で停止。平均取得価格230万円・含み益 約+335%
  • 安いとき少なく、高くなってから多く買っていた(平均が230万円と高い)
  • 個人で持っているのは当時法人がなかったから。ただし法人保有には期末時価評価の論点があり、結果的には良かったかもしれない
  • 「数%のつもり」のギャンブル枠が、計算したら約20%だった
  • 気づかなかったのは買い足していないから。放置している資産ほど比率の変化に気づけない

詐欺で買わされたものが、10年近く経って資産の2割になっている。笑い話のようですが、笑えないのは比率を把握していなかったことのほうです。

持っている資産は、定期的に比率を計算しないと分かりません。

なお、この記事は私一人の実例であり、暗号資産の購入を勧めるものではありません。値動きが極めて大きく、無価値になる可能性もある資産です。税制も改正が続いています。投資の判断はご自身の責任で行ってください。

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